188833 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

大英家族博物館

大英家族博物館

大家編1


右も左も分からないここロンドンでの
約6週間にわたる仮住まいが終了し、
閑静な住宅街に2BRのフラットを借りた。
(ここがサイコとのバトルの舞台だったわけ)
借り方は前に書いたので省くが、
ここロンドンは契約文化。お互いのためにも文章にしておくのがベター

契約を取り交わし、インベントリーチェックも済み補修箇所の確認も終了。
引越しが完了した。
このインベントリーチェックとは、引渡しの際に独立した業者によって
家の中の傷等を調べ、退出時にも同様のチェックをして補修や弁償の基準になるものだ。
(家具つきの場合家具や食器の数、カトラリーの数まですべてチェック)

引っ越した後地獄のことはもうすでに隣人編で述べたので
ここからは退出のときの話を。

こちらでは一般的に1~2ヶ月のノーティスを不動産屋に入れる
すると不動産屋は次のテナントを募集。
住んでいる間にも見学のテナント予備軍は続々やってくる。
自分がいない間にも人が見に来たりする。(もちろん不動産屋と一緒)

うちは訳ありの状態だったので、あまり人も見に来ないまま
退出日となり、インベントリーチェックが入る。
プロの掃除屋さんを入れていたし1年も住んでいないので、問題なく終了。

10日ほどで敷金が全額帰ってくるとの事だった。
が、しかし。待てど暮らせど敷金は帰ってこない。
不動産屋に確認すると、
大家が海外にいるため通常より時間がかかるとの事だった。

不動産屋は大手だし、まさか逃げると言うこともなさそうと思うも
その後も何の音沙汰も無い。
うちの100万円がなんだか危うくなりそうな気分に。

そこで毎日のように催促するとようやく一通の手紙が。
なんとあの狂った隣人が呼んだ水道屋の請求は全てうちが支払え!
と言うもの。

ふざけんな!!!
なんでうちがそんな事まで支払う義務がある!
しかし相手は認めないなら他の敷金も返さないと言う。
その支払い請求額30万近く。

ようやくあの悪魔のような隣人とおさらばしたと思ったら
今度はこう来たかぁ。許せない!!

後で、知った事によるとロンドンではこんな事日常茶飯事。
普通は最後の一ヶ月の賃料は支払わず、
残りの2週間分で修繕費用などを支払うものらしい。
それならば悪質な大家に当たっても大きな損失を避けられるからだとか。

うちはまじめ一徹。苦笑
当然前家賃だし、翌月分まで払っちゃってますよ。
それまで入れたら200万近い。Oh,NO!!!

どうしたら良いだろうと途方に暮れている時
知り合いが、まずはシチズンズビューローに行きなさい。
そこに行けば良い方法を考えてくれるとの事。

これは日本で言う所の市民相談窓口や消費者センターみたいなもの。
それよりももう少し権限が強いかな。

とにかくもう絶対負けたくない!!
早速地元のシチズンズビューローに行ってみました。
警察、児童福祉局、メンタルサービス、
クライムビクテムカウンセルetcと渡英したばっかりなのに
この状況。(隣人編参照)

まるちゃん一家って本当にイギリスに呪われているのか?
この後どうなるのか?
イギリスとの戦いはまだまだ続く


続きへ


© Rakuten Group, Inc.